ネタバレあり。
🧙♀️帰ってきたマレフィセント!魔女アクション第2弾!
日米とも2019年10月18日(金)公開のディズニー実写映画。眠れる森の美女の魔女マレフィセントが主役のファンタジーバトルアクション。
マレフィセント2作品概要
あらすじ:アルステッド国王子フィリップとムーア国女王オーロラの結婚が決まりアルステッド城で晩さん会が開かれる。しかし妖精を憎む王妃イングリスに侮辱されたマレフィセントは魔法で反撃。さらに急遽意識不明になった王に呪いをかけたという濡れ衣まで着せられる。マレフィセントは釈明もなしにその場から飛び去ったがイングリスの手下に狙撃され滝壺に落ちる。妖精対人間の戦争は避けられない状況になる。
前作ではマレフィセントが個人的に深い関係にあったステファン王と直接対決。危うい展開もあったがステファンは死に最終的にマレフィセント完全勝利🔥
マレフィセント1作目レビュー
ネタバレあり。🧙♀️みんな大好き魔女アクション!2014年5月30日アメリカ公開のディズニー映画。眠れる森の美女を題材としている。マレフィセ[…]
主要登場人物
妖精の国と人間の国の主要登場人物を紹介。
- マレフィセント:正義の魔女。妖精の国ムーアの実質的指導者でオーロラの養母。
- イングリス:妖精絶滅を目論むクソババア。アルステッド王国王妃。
- オーロラ:人間だが妖精の国の女王。マレフィセントの養女。
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— Maleficent: Mistress of Evil (@Maleficent) January 27, 2020
妖精嫌いの王妃イングリスとの戦い
本作はマレフィセント率いる妖精軍と王妃イングリス率いる人間軍のファンタジーバトルアクション映画である⚔️
妖精憎しのイングリス王妃
結婚前はムーアの隣国の王女だったイングリスは自国が食糧難に陥った際、相変わらず豊かな妖精の国ムーアからすべてを奪い尽くすことを思い立つ。
兄がムーアまで援助の依頼をしに行ったまま戻らなかったのもムーアの妖精が兄を殺したと信じている。その後父親は民により王位を剥奪され国は混乱。イングリスはアルステッド王と望まない結婚をすることになる。
妖精をけだものと呼びとにかくムーアを憎んでいるのである。
本当は自業自得なんじゃね?
兄が戻らなかったのは旅の途中で事故に遭った可能性もあるし人間の山賊に襲われて命を落としたことも十分に考えられる。
スウェーデンの名著「山賊のむすめローニャ」によると昔は山道には山賊が頻繁に出没したようだ。山賊は容赦なく旅人から奪うし殺すこともあっただろう。
イングリスを見る限り父親もクソ野郎だった可能性が高い。民を家畜としか考えていないクズ王だったのであれば、フランス革命のように民衆の不満が限界突破し王族が倒されたのかもしれない。その場合王族に同情の余地はないし、イングリスの憎しみは逆恨みでしかない。
イングリスは嫌味なクソババア
とにかくイングリスは自分以外のすべてを見下し、誰に対しても馬鹿にした態度で接する嫌味なクソババアである。現代で言えば派遣社員やアルバイトをいじめてストレス発散しているクズ社員のようなタイプ。
悪事はすべて国や息子フィリップを護るためだと言っていたが息子を大切に思う描写はない。むしろ軟弱な息子を嘆いていたし嫌味な性格からしても、ただ自分が憎い妖精を絶滅させたいだけ。仮に息子のためだとしても他にもっと良いやり方があるはず。
晩さん会で遺恨勃発
フィリップとオーロラの婚約を祝う晩さん会で慇懃無礼なイングリスはマレフィセントを徹底的ににこき下ろす。
堪忍袋の緒が切れたマレフィセントは若干魔法で暴れそのまま立ち去る。さらに混乱に乗じて急遽意識不明に陥った王に呪いをかけた濡れ衣まで着せられてしまう。王が倒れたのは本当はイングリスの仕業。
オーロラ大丈夫か?
マレフィセントは立ち去る前にオーロラに対して王に呪いなどかけていないと明言したがオーロラはなぜかそれを信用しない。
長年一緒に暮らしてきたマレフィセントと初めて会ったクソババアの言葉なら、普通はどう考えてもマレフィセントの言葉を信じると思うのだがオーロラはなぜかマレフィセントを疑う。
この時なぜオーロラがなぜそのような判断に至ったのか僕にはさっぱり理解できない。
マレフィセントの仲間登場
大きな角と翼を持つマレフィセントは、木の巨人や小さいフェアリー3人娘など他の妖精に比べると格段にカリスマ性のあるルックスである。前作では同一種は一人もいなかったので特に目立った。
ダークフェイという種族らしい
本作ではマレフィセントはダークフェイという種族でフェニックスの末裔だということが明らかになる。
前作ではダークフェイはマレフィセントただ一人だったが本作では大勢出てきた。しかしダークフェイの中でも魔法を使えるのはマレフィセントのみ。
ダークフェイは人間に住処を追われどんどん数が減りひっそりと暮らしていたが、魔法が使えるマレフィセントを迎えたことで人間への反撃を決意。
⚔️妖精対人間最終決戦
妖精軍の戦い方には計画性が無さすぎる😑
最終決戦は大勢のダークフェイが参加した大規模戦闘になる。見ごたえのある大迫力シーンだが妖精軍の戦い方はあまりにも無謀。
前作のレビューにも似たようなことを書いたが妖精軍はもっと作戦を練らなければ人間には勝てない。
妖精軍の戦術
マレフィセントが加わり自信がついたダークフェイたちは人間への反撃を決行したのだが見込みが甘すぎると思う。
なにせ今までと違うのは魔法が使えるマレフィセント1人が加わったということのみ。しかもとんでもなく強力な攻撃魔法というわけでもない。
ダークフェイは人間とは異なり空を飛べるので、そのメリットを活かし空から人間軍を攻撃。しかし彼らの戦闘プランがまったく想像できない。なぜなら、
彼らは武器を持っていない!!
ダークフェイは角と翼を除けば人間とほぼ同じ体格なので力の強さも人間と変わらないはず。なのに丸腰で城まで飛んで行っても武器を持つ人間の兵士に勝てるとは思えない。
空を飛べるならせめて石を落とすぐらいやるべき。
鉄に触れないダークフェイ
マレフィセントは鉄に触ることができない体質なので他のダークフェイもおそらく同じだろう。これは戦士としてはかなり致命的である。剣や弓で武装する人間の兵士と一体どうやって戦うつもりなのか。
他種族と連携すべき
もし剣の柄部分を布など鉄以外の材質で覆えば持てるとしても、鉄に触れないのでは自前で剣を製造するのは不可能。
異世界作品には大抵鍛冶が得意な種族もいるのでダークフェイもそのような種族と連携を取るべきである。そうしないと人間に勝つのは不可能だろう。
人間軍の戦術
一方人間軍を率いるイングリスは非常に狡猾な人物なため、来たる妖精軍との戦いに備え周到に準備をしていた。特殊能力を持つ妖精に対抗するため剣や鎧、弓矢、投石器など積極的な兵器開発を行う。
最も強力なのは妖精を一瞬で消滅させる粉末のような生物兵器である。イングリスはこの生物兵器開発のために手下に命じて長期にわたり小型の妖精をさらい実験台にしていた。最終決戦前に完成し量産化にも成功。
生物兵器で妖精を一網打尽
イングリスは結婚式の祝いを開くとニセ情報を流し妖精たちを建物に集めた。大勢の妖精が集まったところで建物を封鎖して生物兵器で一網打尽にしようとする。
密室に閉じ込められた大勢の妖精たちが苦しむ中で、どうにか危機を打開しようとするシーンは、FBIリアル犯罪捜査系作品の監禁シーンと同じぐらい緊張感がある。
ダークフェイの大群を返り討ち
ダークフェイの大群が空から城を攻撃しようと押し寄せた時は、投石器でこの生物兵器を飛ばして彼らを返り討ちにした。
妖精軍勝利
戦闘はオーロラとフィリップの呼びかけに応じた両軍が共に矛を収め厳密には引き分けという形で幕引きされた。
だがイングリスは敗走したので結果的に妖精軍勝利と言って差し支えない。妖精軍、すなわち正義の味方の勝利ということである。
イングリスの求心力低下
人間軍の中にはあまりにも傍若無人なイングリスの命令に疑問を感じる兵士が出てきた。これは米軍映画に多い葛藤シーンである。
上官の命令は絶対だが自分の信念に反する任務を遂行すべきかどうか苦悩するというパターン。米軍映画ではこのようなケースでは大抵命令は無視される。
マレフィセントは危うくイングリスによって倒されるところだったが、魔力で人間との違いを見せつけ最終的には大勝利。そして人間と妖精は永遠の平和を誓い物語は終了。
🐐悪党にふさわしい末路を迎えたイングリスに注目!
感想まとめ
大規模バトルアクションが熱いディズニーファンタジー!
前作に比べ戦闘シーンの迫力が格段にアップ!アクション映画好きの僕もかなり満足できた。
マレフィセント1作目レビュー
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