用心棒と椿三十郎は連続で観るとさらに面白い

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こんにちは。フライ(@flyingfry)です。

この二つの映画は主人公が同一人物の続き映画ということになっているので先に用心棒、続けて椿三十郎を続けてみることをお勧めする。ただし物語はそれぞれ独立しているのでどちらか片方だけ見ても楽しめる。

三船敏郎以外の有名俳優はどちらの映画にも準主役で仲代達矢が出演している。おもしろいの?

結論を言うと二つともおもしろいから両方とも観てほしい!

用心棒のあらすじ

二つのヤクザ組織が跋扈する物騒な宿場町から平穏を取り戻そうと、とある浪人が奔走するストーリーである。

さすらいの浪人である桑畑三十郎が二つのヤクザを引っ掻き回し、結局ヤクザは両方ともつぶれてしまう。一方は抗争に敗れもう一方は三十郎にたたき斬られる。

昔は人を殺しまくりなんだね

用心棒はとにかく人を斬りまくる映画である。

昔は今みたいに監視カメラがないから人殺しし放題だったのではなかろうか。そこら中で人が斬られてるからいちいち犯人探しもしないだろうし。

例えば居酒屋で他の客と言い争いになるとする。そうするとおたがい刀を持ってるから「外に出ろ!」って多分斬り合いになるんだよ。でも斬った方も特にお咎めはなし。

用心棒の映画の中でも女を助けるために5~6人いる見張りを皆殺しにしているシーンがある。それ以外にもとにかく人を斬りまくっている。峰打ちではなく斬っているのだ。

江戸時代は世間的にもそういうのが認められていて人斬りが犯罪という感覚はなかったのだろう。

そんな用心棒だが、ヤクザが対立して物騒だった宿場町を静めることに成功した浪人の三十郎はまたどこかへ旅立つのであった。そして続編の椿三十郎へと続く。

椿三十郎のあらすじ

藩内の汚職を訴えた若侍のグループが黒幕の大目付に粛清されようとしていた。しかしある浪人の助けを借りて、若侍の代わりに捕えられた城代家老の救出と大目付の悪事を明らかにすることに成功。最後の三船敏郎と仲代達矢の居合い勝負が見もの。

あんまり人を斬らなくなった

前作の用心棒では人を斬りまくっていた三十郎だが、椿三十郎ではあまり人を斬らなくなった。途中で人斬りはやめるよう諭されるシーンもある。それでも捕えられた若侍を助ける時は敵の侍を斬りまくっていたが。

用心棒もアクションメインというより主人公三十郎が知恵を絞って人々を翻弄する点が見所なのだが、椿三十郎では策士ぶりに磨きがかかっている。

猪突猛進な若侍たちの軍師的な役割なので用心棒に比べて敵をバッタバッタと斬り倒す痛快感はない。ミステリーを見ている感覚に近いかもしれない。

感想まとめ

時代劇らしい痛快さを求めるなら用心棒や椿三十郎ではなく暴れん坊将軍でも観ていた方がいいかもしれない。用心棒と椿三十郎は主人公三十郎の頭脳プレーが面白いのだ。

ちなみに椿三十郎には若い頃の加山雄三と田中邦衛が出演しているのもポイント。加山雄三は若い頃はスリムでかなり二枚目だったということがわかる。

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