FBI捜査官は命を投げ出し犯人を追う!愛国心だけでそこまでできる?

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FBI捜査官は本当に危険な仕事だよな!

僕はアメリカの犯罪捜査系(クライム系)ドラマや映画が好きでネット配信でしょっちゅう見ている。

アメリカには捜査機関がいくつかあるが最もメジャーなのはなんといっても「FBI」である。州にまたがる犯罪を捜査する連邦捜査機関で、凶悪連続殺人事件、テロ事件、麻薬組織関連事件が作品の題材になりやすい。

犯罪捜査系作品をこれまでいくつも見てきたが、どの作品にも共通して不思議に思うことがある。

FBI捜査官が危険な仕事を続けられる理由とは一体なんなのか。

捜査官は常に命を狙われている

作中でFBI捜査官が追うのはほぼ100%凶悪犯である。以下のようなタイプがある。

連続殺人犯(シリアルキラー)快楽殺人編

特定の条件に合った一般人を狙い連続殺人を犯す。

何か思い入れのある人物に似たタイプが狙われる場合が多い。昔憧れていた女性に似ている等のケースが考えられる。

ゲーム感覚での殺人が多く、捜査チームに被害者を拷問にかける映像や監禁場所のヒントを送ったりする。

連続殺人犯(シリアルキラー)怨恨編

主な怨恨殺人は幼少の頃自分を虐待した人物や、刑務所から出所もしくは脱獄した凶悪犯が自分を捕らえた捜査官たちの命を狙う展開が多い。

テロ組織とメンバー

アメリカの犯罪捜査系ドラマは国際的な展開も多くビンラディンやアルカイダ、グアンタナモといった名前がよく出てくる。

作中のテロ組織は大体イスラム系でアメリカ国内でのメジャーなテロ行為は爆破。無差別テロもあるし捜査官を狙うこともある。実際に起きた事件を題材にした作品も多い。

麻薬組織との対決

麻薬関連のストーリーはアメリカの犯罪捜査系作品で最もメジャーなテーマだと思われる。アメリカ人は全員ドラッグやってるのかと思うほど頻繁に出てくる。町を牛耳る密売組織からメキシコの巨大組織まで麻薬関連組織と戦う話はとにかく多い。

犯罪者との戦いは常に命がけ

犯罪者や犯罪組織は邪魔な相手や恨みのある相手をあらゆる手段を駆使して排除しようとする。

そのために捜査官本人はもちろん家族や友人を拉致・監禁・殺害のターゲットにして捜査チームに揺さぶりをかける。特に麻薬組織は徹底的に相手への復讐を行う。

捜査官という仕事は自分の命はもちろん自分と関係のある人間全員の命を危険にさらすのである。そして関係者が狙われる展開はどの作品でも必ず出てくるので現実でもよくある話なのだろう。

友達を作るのも難しい、住まいも安全ではない

いつ誰に命を狙われてもおかしくない状況が一生続くため、自宅や通勤ルートにも気を使わなければならない。同じ住所に住み続けたり毎日同じルートで通勤するのは危険度が増す。

捜査官は新たに友人を作ることも難しい。バーやジムで話しかけられるなど、新たに知り合う人間には大抵裏があり敵の刺客やスパイである可能性が高い。彼氏や彼女を見つけるのは非常に困難。

潜入捜査って無理ありすぎじゃない?

犯罪組織への潜入捜査も作中でよく見るが必ず途中で正体がバレて拷問される。

現実で潜入捜査がどれほどの頻度で実施されるのかはわからないが、長期潜入などしてたらバレない方が奇跡だと思う。

潜入捜査ばかりやってるカレンとサム

ドラマ「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」主人公で海軍捜査機関NCIS所属のカレンとサムは、活動範囲がほぼロサンゼルスに限られているにもかかわらずしょっちゅう潜入捜査をしている。現実でそのような捜査活動をしていたら犯罪者に面が割れないはずないと思う。

捜査範囲が限られているとしても全米を飛びまわるスタイルだとしても、頻繁に潜入捜査をしていれば複数の犯罪組織に捜査官の情報が広まるだろう。中には直接顔を知っている人間も出てくると思う。

捜査官は命がいくつあっても足りない

捜査官というのは危険すぎてとにかく命がいくつあっても足りない職業である。捜査官になる際にこのような危険は十分予測できるはず。

ネットでざっと調べた限りだとFBI捜査官の平均年収は手当等込みで$70,000(約¥740万)前後とのこと。若手はもっと少ないだろう。

仮に40歳で年収740万円だとすると普通のサラリーマンに比べると悪くない数字である。だが上述の通りFBI捜査官には常に命の危険がつきまとい、さらに家族や知人まで危険にさらされている。

そう考えると740万円という数字は決して高くないし、むしろ1億もらえたとしても割に合わない。それでもFBI捜査官が危険な仕事に身を投じるのは、もはや金の問題ではないとしか言いようがない。ならばその原動力とは一体なんなのか。

仕事の原動力は愛国心と正義感

ドラマを見る限りFBI捜査官が自ら危険に身を投じる理由は愛国心及び正義感以外に説明がつかない。

犯罪者側の理由は少しわかる

犯罪者が犯罪に手を染める理由には納得できる部分もある。

大金を稼ぐ

最もありそうなのは大金が稼げるという理由。銀行強盗や誘拐はその典型だろう。このような犯罪行為が許されないのは言うまでもないが犯罪に手を染める動機としては筋が通っている。

だが映画やドラマを見る限り、グループで実行する犯罪は必ず仲間割れが起きる。結果的には大金を手に入れるどころか命を落とす危険の方が大きいのである。

犯罪組織に参加する以外選択肢がない

もしくは危険な貧困地域で育ったため自分や家族が生き残るためにはギャングに入るしかなかった人もアメリカには多いはず。この場合情状酌量の余地がまったくないとは言えないだろう。

捜査官には選択肢があったはず

しかし捜査官には裕福な家庭で育ち優秀な大学を卒業した人間も多いだろう。他の道がなかったというわけではなさそう。それでも危険な仕事を続ける原動力は、上にも書いたがやはり愛国心と正義感以外思い当たらない

捜査官が得られるのは達成感のみ

犯罪者は計画がうまくいけば大金を手に入れることができるかもしれないと上に書いたが、捜査官の場合は最高の成果をあげたとしても得られるものは達成感のみ。もし特別手当があったとしても微々たる金額なのは間違いない。

愛国心だけでここまで危険を冒すには相当の決意が必要だろう。アメリカ人は愛国心が特に強い印象があるが捜査機関にはその中でもさらに愛国心の強い人間が集まっているのは間違いない。

米軍兵士も状況が似てる

FBI捜査官以外にも、アフガンやイラクで活動している米軍兵士もかなり状況が似ていると思う。

米軍兵士の場合は軍以外に道がなかった貧困層も多いとは思う。僕が通っていたアメリカの高校でもあまり裕福ではない同級生のうち何名かは卒業後に入隊すると言っていた。

入隊の経緯がどうであれ、ノンフィクション米軍映画を見ると特殊部隊所属の優秀な隊員に金で動くような人間はいない。やはり彼らも愛国心や正義感があるからこそ危険な作戦を実行できるのだろう。

やばすぎる愛国心映画「ホース・ソルジャー」

ホース・ソルジャーというアフガン映画は本当に怖すぎる。特殊部隊精鋭12人が満足に無線も使えないアフガンの僻地でよく知りもしない地元武装勢力と反タリバンで共闘するノンフィクション映画。とにかく無謀すぎて普通の神経じゃとてもこんな作戦には参加できない。

感想まとめ

今回はFBI捜査官に注目したが、もちろん警察、大統領SP、CIA、日本の警察にも同じ境遇の人が大勢いるだろう。愛国心を原動力に危険な仕事に身を投じる職業の人たちは本当に尊敬できる。

僕は日本人で日本が好きで愛国心もまあまあある。だが愛国心だけで命の危険がある仕事に就くのはどれだけ給料が良くても絶対に無理。

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