映画レビュー:マレフィセント(Maleficent):正義の魔女対裏切者バトルアクション!

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ネタバレあり。

🧙‍♀️みんな大好き魔女アクション!

2014年5月30日アメリカ公開のディズニー映画。眠れる森の美女を題材としている。

マレフィセント作品概要

あらすじ:自分を裏切り人間の国の王になった元恋人の娘に呪いをかけた魔女。その後魔女は呪いを解こうとしたが王である元恋人に襲撃され妖精対人間のバトルが勃発⚔️

マレフィセントはディズニー名作「眠れる森の美女」に登場する魔女で、本作ではその世界観や大まかなストーリーを踏襲している。

主要登場人物
  • マレフィセント:元は優しい妖精の少女。大人になっても人間軍の侵攻から国を護る平和的魔女だったがステファンに裏切られ冷徹な性格に変貌。
  • ステファン:性格の悪いクソ野郎。元はコソ泥の人間の少年でマレフィセントと恋仲になる。だが実際は大きな野望を抱く男でマレフィセントを裏切り人間の国の王になった。
  • オーロラ:ステファンの娘。マレフィセントの呪いで16歳になると眠ってしまった。当記事では言及なし。

クソ野郎と恋に落ちるマレフィセント

妖精少女マレフィセントは人間の少年ステファンと恋仲になるが最終的には裏切られてひどい目に遭わされる。アクション映画では味方に裏切られる展開というのは定番である。

ステファンは元々妖精の国に盗みに入ったコソ泥少年だったのに、無邪気なマレフィセントは人間に興味を持っていたこともありその後彼と深く付き合うようになってしまった。

まあダメな男に貢ぐ女という構図は他の映画でもよくある設定。僕にはその心情が理解できないが現実でもそういう人はある程度いるらしい。

ステファンがマレフィセントに近づいた理由

心優しい少年だとマレフィセントが信じていたステファンが野望の塊のような男に変貌した経緯は作中ではまったく描かれていない。だが実際にはステファンは少年時代から心優しい少年などではなかったと僕は思う。

子供時代から上昇志向強め

マレフィセントと最初に会った時に草むらの中から「妖精に殺されるから出ていかない」などとかなり性格の悪そうなことを言っていたし、自分は王の城に住みたいという発言からも上昇志向の強い少年だということがわかる。彼は少年時代から成り上がりだけを考えている狡猾な男だったに違いない。

ステファンが貧しく苦労をしていたのはおそらく本当で、普通の仕事をしていてはそこから抜け出すことなどまず無理。そこで彼は兵士として武功を上げ豊臣秀吉並みに大出世することを目指す。

だが普通に戦っていては命がいくつあっても足りないので、ずる賢い彼は将来役に立つと考え妖精の国のキーパーソンと睨んだ少女マレフィセントに近づいた。

ステファンがコソ泥のふりをして妖精の国に侵入したのは綿密に練られた計画だったに違いない🔥

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ステファン対マレフィセント

マレフィセントを倒した者に王位を継がせるという先代の言葉を受け、ステファンはしばらく疎遠になっていたマレフィセントに再び接触。心優しいマレフィセントはステファンを信用したが眠り薬を飲まされ翼を切り落とされる。

ステファンは本当はマレフィセントを殺すつもりだったが、ほんの少しだけ良心があったため翼を切り落とすにとどまった。

翼がなくなったことに気づき嘆き悲しむマレフィセントの姿は涙なしでは見られない😱

ステファンはまんまと国王に成りあがったのだが改心することはなくマレフィセントと城で戦闘になる。一時は優位に戦いを進めたステファンだったがマレフィセントともみ合いになり塔から落下して死亡。

裏切者が報いを受けるのは昔からある定番の展開なので、ステファンもその例外ではなかったということである。

魔法以外にも対抗手段を確立すべき

妖精と人間が共存する世界では大体人間が多数派でひっそりと暮らす他種族を侵略する。本作でもまず人間軍が大規模な攻撃をしかけるがその時は妖精軍に反撃され敗走。

魔法が使えない妖精

作中では妖精軍で攻撃的な魔法を使えるのはマレフィセントのみのようだった。それも空を飛んだりカラスをドラゴンや狼に変える程度。戦シーンでは木の巨人もいたが攻撃方法は木で作った槍による打撃。これでは多種多様な武器を開発する多数派の人間に抵抗するのは容易ではないだろう。

妖精と言えども攻撃魔法が使えないのであれば、やはり人間のように武器の開発や兵士の訓練をしなければ征服されるのも時間の問題である。

妖精軍にも知恵や技術は十分にあるはず

異世界作品ではエルフは年齢が数百歳ということも多く人間よりもかなり長寿。妖精や魔族には戦闘に役立つ知識や経験があるはずなので人間よりも進んだ文明を構築する素養は十分にある。

魔法のような特殊能力ばかりに頼っていては進歩はない。人間は特殊能力を持たない分、戦に勝つため必死に研究を重ね魔法に抵抗する武器も生み出すのである。

他種族と連携を取るべき

作中では妖精は鉄に触ることができないらしいが、全種族がそうではないと思う。

異世界作品では鍛冶が得意な種族も多いし、彼らが作った武器を操る戦闘に長けた種族もいるだろう。マレフィセントはカリスマ性が高いから戦術を磨き指導者となれば良い。

異世界作品では妖精はひっそりと自然と共に暮らすことを好む傾向が強いので技術の発達など望んでいないのかもしれないが、中世の人間が非暴力の抵抗を受け入れるとは到底思えない。

人間との共存が不可能である以上やはり妖精族全体の存亡を賭けて戦うべきである。大規模な文明構築を望まないのなら森を要塞化して少数精鋭で守り抜く専守防衛に徹すれば良いのではなかろうか。

感想まとめ

スカッとするアクション系ディズニー映画だった!

マレフィセントは成り上がりクソ野郎ステファンのおかげでえらい目に遭ったが最後は逆転勝利🔥僕のような普段はアクション映画ばかり観ている層にもおすすめしたい👍✨

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