激戦区の夏の甲子園代表は毎回2校にしてほしい:高校が多い神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知など

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東京都と北海道だけ毎回2校出場するのは不公平だと思っている高校野球ファンも多いだろう。少なくとも僕はそう思っている。

そんな中2018年の夏の甲子園は第100回の記念大会で福岡から2校出場するとのこと。

過去に1998年(第80回)と2008年(第90回)の記念大会では、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の6府県が2校に増枠となったこともある。福岡はそれに次ぐ激戦区で増枠未経験だから100回大会の増枠に選ばれたのだと思われる。

しかし高校の数が多い府県は東京や北海道のように毎回2校出場してもおかしくない。数的にはむしろ1校なのがおかしい。

春の甲子園は県ごとに最低1校の代表が出場する仕組みではないのでここでは話題にしない。

高野連加盟の高校数はどうなっているのか

高野連のサイトによると2016年の全国加盟校数は4014校、部員数は167,635人。もちろん高校が多い県と少ない県がある。

毎回2校出場する東京と北海道を除く、高校数・部員数が多い県は下記の通り。

  1. 第一位:神奈川県/194校/8360人
  2. 第二位:愛知県/191校/8620人
  3. 第三位:大阪府/189校/8135人
  4. 第四位:千葉県/172校/7810人
  5. 第五位:兵庫県/164校/7806人
  6. 第六位:埼玉県/163校/7340人
  7. 第七位:福岡県/136校/7002人

参考:東京275校、北海道233校

2校出場しても良さそうな基準の150校前後なのは以上の7府県。基準というのは僕の個人的な基準である。

ちなみに少ない方は下記の通り、

  1. 少ない方第一位:鳥取県/25校/986人
  2. 少ない方第二位:福井県/30校/1490人
  3. 少ない方第三位:徳島県/31校/1075人
  4. 少ない方第四位:山梨県/36校/1564人
  5. 少ない方第五位:島根県/39校/1664人

参照サイト:平成28年(2016年)度加盟校部員数・硬式

一番少ない鳥取県(25校)と一番多い神奈川県(194校)は競争率に7倍以上の開きがある。

選挙ではないから厳密に数による公平性を保つ必要はないかもしれないが、数の多い府県は2校出場しないとあまりにも不憫である(それでも差がある)。

さすがに少ない県をまとめて2県(例えば鳥取と島根)で1校とか、4県(例えば全四国)で1校では盛り上がりに水をさすと思うのでそこまではしなくても良いと思う。

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東西や南北で区切らない方法が良い

2校出場する際は東西や南北などの地区で分けるのではなく、第一代表や第二代表という形で高校所在地に関係なくその府県全地区からの2校代表ということにしてほしい。

そうしないとたとえば千葉県の南部や埼玉県の西部などの田舎地区には野球強豪校が少ないだろうからレベルの低い代表が出てしまうことになる。

大阪府を南北で分けると強豪校であり甲子園の話題になりやすい大阪桐蔭と履正社がおそらく両校とも北部所属になり同時に出られない。

代表校の数が多くなって時間がかかるようなら一日に第5試合までやれば良い。高校野球は一試合が2時間程度で終わるから遅くても午後7時には終わるだろう。

千葉・埼玉まで2校になると関東地区が増えすぎるという不公平感がある(人口が多いのだから自然なことだとは思うが)。それならばせめて神奈川、大阪、愛知の三府県だけでも2校に増やしてはどうだろうか。

感想まとめ

やはり高校数ランキング七位の福岡まで2校代表にするのが望ましい。そうすれば北海道、関東、関西、九州に2校代表府県ができてバランスが良い。該当する都道府県の高校野球ファンも納得できるし球児の間での不公平感もなくなるはずだ。

地元で甲子園に出られるチャンスが増えれば他県への野球留学も減るかもしれない。地元出身の人間が多い方が応援する方も盛り上がるだろう(差別ではない)。

なんにしても競争率7倍以上の開きがある今の現状が不公平でおかしいと思うから改善してほしい。はたして高野連は動くかな?

しかし激戦区の高校が必ずしも強いというわけではないのが高校野球の面白いところである。

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