こんにちは。フライ(@flyingfry)です。
2017年7月4日のオリックス対ソフトバンクで、オリックスの福良監督が西投手に144球を投げさせ完投させた(試合は4-0で敗れる)。
試合を観ていたわけじゃないが記事によると福良監督はホームランを打たれた際の西投手の投球内容が気に食わなかったらしい。それに怒って懲罰的な意味合いで交代させずに西投手に最後まで投げさせたとのこと。
2016年7月8日には阪神の金本監督が立ち上がりに失点した藤浪投手に腹を立て8回161球を投げさせた。これも懲罰的な采配だったとのこと。
いまどきの投球数は多くても100球前後が常識だということを考えるとこれは完全に体罰である。
昭和か?
根性論が大好きな指導者
少年野球や高校野球にもこういう暴力的な指導者が大勢いるのだと思う。
プロ野球で罰として必要以上の投球数を投げさせるということが行われているのだから、それを見たバカなアマチュア指導者がマネをすることは十分に考えられる。プロ選手だってやってるんだからとか言って。
そういう指導者は無意味に子供をしごいて自己満足するのだろう。野球が嫌いになって辞めていく子供がいるのも無理はない。
指導者の品質保証制度を作るべき
野球もサッカーみたいに指導者のライセンス(客観的な指導者の品質保証制度)があったほうが良いと思う。
少年野球も古い考えを持った近所の野球好きのおっさんが独自理論で指導するより、野球協会なりの機関が認めたライセンスを持っている指導者の方が子供を預ける親としても安心できるだろう。
サッカーの指導者ライセンスの講習や試験の内容は正直よくわからないが、技術的なことと合わせておそらくビジョン的なことも習得するのだと思う。
野球でも少年野球からプロ野球までレベルによって違うライセンスを作って指導者には取得を義務付けるべき。そして定期的な更新も行い違反行為があった場合は資格剥奪などがあってもよい。
指導者には健全な指導要項を叩き込んで、暴力的な指導を行う人間は野球界からすべて排除されるべきである。
感想まとめ
日本の野球界はアマチュアとプロが完全に分離しているから共通のライセンス制度は無理だと思うが、そうであればアマチュアだけでも導入してほしい。
指導者を指導する組織がないと野球の発展は無いように思える。いつまでたっても暴力的な指導がなくならないだろう。坊主頭強制だって体罰みたいなものだし。
僕はとにかく暴力的な指導に反対だが、今のような各指導者の独自理論による指導では本当に適切な指導ができているのかわからない。
とにかく指導者の品質を客観的に保証する制度を作るべき。それが指導者ライセンス制度である。
野球協会としては講習や試験やマニュアル販売で金儲けもできるので大きなデメリットはない。
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