僕はどちらかというと野球が好きでサッカーは観ても日本代表戦ぐらいの典型的なにわかサッカーファンである。
サッカーにいまいち興味が持てないのは、リーグやカップの仕組みが複雑すぎることが大きな要因だと思う。はっきりいって野球ファンには理解不能な難解さだ。
ネットで調べても
リーグ戦は野球と同じだからまだわかるのだが、天皇杯?ルヴァン杯?それ一体なんなの?というようなサッカーファンではない人でも理解できるように、必要な情報だけを抜き出し記事を書こうと思う。
調べてみてわかったが、プロ野球ファンはいったんプロ野球の仕組みをきれいさっぱり忘れないと理解できないから!
リーグとカップの種類(2020年)
2020年の国内の試合に絞るがJリーグは主に、国内三大タイトルと呼ばれる次の3つのリーグ・カップで構成されている(他にもまだあるが今回は割愛)。
Jリーグ国内三大タイトル
- J1リーグ
- 天皇杯
- YBCルヴァンカップ(Jリーグカップ、旧ナビスコカップ)
野球ファンが抱える疑問。
カップってなんなの?さんざんリーグで戦ったのにまた別の大会をやるの?
カップに相当する大会がプロ野球にはないのでいきなりわかりにくいが、リーグとは別の権威ある大会なのだと無理やり理解するしかない。
高校野球に例えれば春夏2回の甲子園に加えて神宮球場大会があるようなものかもしれない。
サッカーとプロ野球の違いは、サッカーには特に日本一というタイトルがないことである。J1王者、天皇杯王者、ルヴァンカップ王者といった三大タイトルの王者がそれぞれ毎年生まれるのだ。
カップ戦と書くと短期戦のように聞こえるが実際はそうではない。予選もあるのでJ1リーグ同様長期間開催されており、これら三大タイトルは日程が重なっているのだ。いわば主催者の異なるリーグを三つ同時に戦っているようなものである。
ではそれぞれの仕組みを見ていきたいと思う。
J1リーグの仕組み(2020年)
J1所属の18チームによるホーム&アウェイ方式による2回戦総当たり通年制のリーグ戦。
第一節(第一試合)は2020年2月21日(金)、第34節(最終試合)は2020年12月5日(土)に開催。
最終的に最も勝ち点が多いチームがリーグ優勝。勝ち点は各試合で勝利3点、引き分け1点、敗戦0点が割り当てられる。総勝ち点数が同点の場合は得失点差や総得点数などで決定する。
2019年シーズンは横浜F・マリノスが優勝。
J1リーグ17位及び18位のチームは翌年のリーグでJ2に自動降格、そしてJ2の1位と2位がJ1に自動昇格する。J1リーグ16位のチームとJ2リーグ3位~6位のチームでJ1参入プレーオフを行い優勝チームが翌年のJ1リーグに参入もしくは残留する。
2019年は優勝賞金3億円、準優勝賞金1億2千万円、3位賞金6千万円だったので多分ほぼ同じ。
天皇杯の仕組み(第100回:2020年)
天皇杯はプロだけではなく大学などのアマチュアチームも参加するのが特徴。1921年から開催されている歴史ある大会。
主に2020年に戦う第100回の出場チームはJ1/18チーム、J2/22チーム、シード/1チーム、都道府県代表/47チームの計88チーム。シードはベストアマチュアシードに選出されたHonda FC。シード選出方法は不明。
試合は主に水曜日開催で1回戦からトーナメント方式で行われる。
日程は1回戦が2020年5月23日(土)と24日(日)、2回戦が6月10日(水)、3回戦が7月8日(水)、4回戦が8月19日(水)、準々決勝が11月3日(火祝)、準決勝が12月19日(土)、決勝が年明け2021年の1月1日(金祝)に開催。
主に2019年開催の第99回はヴィッセル神戸が鹿島アントラーズを2-0で破って優勝した。
天皇杯決勝は毎年原則年明けの1月1日行われるが、2018年の第98回は2019年1月開幕のアジア・カップに日本代表が出場する関係で12月24日に行われた。
YBCルヴァンカップの仕組み(2020年)
旧ナビスコカップ。Jリーグ杯。
2019年は優勝賞金1億5千万円、準優勝賞金5千万円、3位賞金1クラブにつき2千万円だったので多分ほぼ同じ。
グループステージ
予選であるグループステージはACL(説明省略)に出場する4チーム(横浜FM、FC東京、鹿島、神戸)を除くJ1の14チームとJ2の2チーム(前年度J1の17位、18位)の16チームを4グループに分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦を行う。
グループステージ第一節は2020年2月16日(日)に始まり最終第六節が5月6日(水祝)に終了。
プレーオフステージ
次のプレーオフステージでは、条件により8チームから12チームがホーム&アウェイ方式で2試合を行い勝利数が多いチームが勝つ。勝利数が同じ場合は得失点差他で勝利チームを決める。
プレーオフステージは第1戦が5月27日(水)、第2戦が6月17日(水)に開催される。
プライムステージ
最後のプライムステージはACLグループステージに出場するチームを加えた計8チームが争う。
準々決勝と準決勝はホームアンドアウェイの2試合で勝利数が多い方が勝ち。勝利数が同じ場合は得失点差他で勝利チームを決める。決勝は1試合のみ。
プライムステージは準々決勝第1戦が9月2日(水)に始まり決勝戦が10月24日(土)に行われる。2019年のルヴァンカップはJ1の川崎フロンターレが優勝。
感想まとめ
以上が国内三大タイトルと呼ばれるリーグ・大会の簡単な説明である。それぞれ日程が重なっておりもはや一年中試合をやっている感覚だ。2018年はワールドカップでリーグが中断されるため従来よりスケジュールを前倒ししているとのこと。
どのタイトルが一番権威があるのか、にわかサッカーファンの僕にはわからないがやはり賞金額が最も多いJ1リーグ優勝だろうか。その次はプロだけの大会であるルヴァンカップでその次が天皇杯?
ちなみにルヴァンカップはサッカー素人の僕には存在意義がよくわからない。プロだけ参加のリーグ戦ならJ1リーグがあるのに、それとは別にカップ戦をやるのはどういう理由からなのだろうか。誰か教えてほしい。
しかしこのほかにもFUJI XEROX SUPER CUPや国際試合などがあり、日本代表はさらにワールドカップもある。いったい何試合やったら気が済むのかと言いたくなる多忙ぶりだ。
3月から10月にかけて日本一を目指すプロ野球とはまったくと言っていいほどシステムが違う。野球ファンからしたら国内三大タイトルというのがもはや意味不明。タイトル三つもあるのかよ!
僕はこれまで高校サッカーの影響か、Jリーグも冬だけやってるものだと思っていたが今回調べてまったく違うことがわかった。調べれば調べるほど一年中試合をやっているのがJリーグのようだ。
サッカーは野球より試合のルールはわかりやすいがリーグの仕組みの難解さで損をしていると思う。もっと一般人が理解できるように啓蒙する機会を作るべきだ。
あとJリーグってチームがむちゃくちゃ多いのにびっくり。プロ野球なんて12チームしかないのにサッカーはJ1(18チーム)、J2(22チーム)、J3(17チーム)まであるんだよ?儲かるの?
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