グエル公園とガウディ建築めぐり|ヨーロッパひとり旅 その12

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水道管柱@グエル公園
 サグラダファミリアを後にしてグエル公園に向かう。パリとベルギーで続いた悪天候がウソのように、バルセロナの空には青空がどこまでも広がっていた。連日の歩き疲れを忘れさせるような素晴らしい天気。これだけでバルセロナが好きになってしまう。

バスと地下鉄でグエル公園に向かう

 サグラダファミリアから地下鉄L5でDiagonalまで行き、そこから北へ向かう24番バスでグエル公園まで行く。バスの乗り方は前扉から運転手に切符を見せて中に入り、運転手の後ろにある打刻機に入れる。地下鉄を降りてから1時間15分以内ならば地下鉄乗車時の料金のみカウントされる仕組み。

Diagonalバス停@バルセロナ

 正確な時間を覚えていないがバスにはわりと長めに乗っていた気がする。バスは全体的にかなり混んでいた。繁華街では乗り降りが激しく、お年寄りの利用も多いので最初から立っておいた方がよい。そしてParc Guellに到着。ここでは他にも降りる人が必ずいるだろうから、降車ボタンのことは忘れてもよいだろう。そしてバス停を降りるとすぐに公園入口がある。

ガウディ設計で有名なグエル公園へ入る

 グエル公園は西洋にありがちな管理された庭園のような緑ではなく、荒々しく木が生い茂っている。入口から進むと随所で工事をやっているのが少々残念。モザイク柄のベンチのある広場やトカゲのオブジェなどを見てまわる。人気のある場所では皆が写真を撮っているが、ここでもひっきりなしに人が来るので思うように写真を撮るのがむずかしい。

モザイクベンチの広場@グエル公園
モザイクベンチの広場

トカゲ前の階段

 有名どころを見た後は丘にのぼることもできる。上にはガウディのオブジェなどはないが、バルセロナの町を見渡すことができる。サグラダファミリアも遠くに小さく見えた。この日は天気がよかったので、特に見晴らしがよかった。疲れていたが上までのぼった価値はあった。

バルセロナの風景

 パリやベルギーと比べてバルセロナはかなり暖かく、その二都市と同じ格好で歩いていると汗をかくぐらいの暑さだった。モザイクベンチの広場脇にカフェがあったが、僕は自動販売機でコーラを買ってベンチで休んだ。炭酸と糖分が喉を潤し疲れを癒す。これまで飲んだコーラで一番おいしかったかもしれない。コーラを飲み終えてから、僕はまた24番バスでDiagonalまで戻ることにした。

ガウディの建物いくつか

 Diagonalでバスを降り、南東方面に歩くといくつかガウディの建物を見ることができる。近いのはCasa MilaとCasa Batlloで、少し離れたところにもいくつかあるが疲労のためあきらめた。

バルコニーがどことなくエヴァンゲリオン風のカサ・バトリョ。
カサ・バトリョ@バルセロナ

波打つ外壁がリキッド感を演出するカサ・ミラ
カサ・ミラ@バルセロナ

 バルセロナの街にはガウディ以外にも素晴らしい建物がたくさんあるので、どれを見ていてもおもしろい。日本にはない石造りの建物は重厚感があって歴史を感じさせる。普通のベンチひとつにしても手間ひまかけて作られた感じ。

バルセロナのおしゃれなベンチ

 バルセロナの通りを眺めながら歩き、どうしても米が食べたくなってカタルーニャ広場の近くでみつけた中華料理屋でチャーハンを食べて早めにホテルに戻るのであった。

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