プロ野球のCSを廃止にしても球団の収入を増やせる方法を考えた:クライマックスシリーズ反対派の意見(2019)

プロ野球のCSを廃止にしても球団の収入を増やせる方法を考えた:クライマックスシリーズ反対派の意見(2019)
プロ野球のCSを廃止にしても球団の収入を増やせる方法を考えた:クライマックスシリーズ反対派の意見(2019)

この記事にはCSを廃止して、なおかつ球団の収入増を実現する方法を書いた。ただし巷でよく聞く球団を増やして3リーグ制にするという実現困難な案とは異なる内容なので野球ファンにはぜひ読んでほしい。

プロ野球は毎年10月になるとレギュラーシーズンのリーグ戦を終え、ポストシーズンであるクライマックスシリーズ(CS)が始まる。

CSには各リーグ3位までのチームが参加して最終的に勝利したチームが日本シリーズに進出する。

根強いCS不要論

クライマックスシリーズ(CS)が導入されてから10年以上経ったがいまだにCS不要論を唱える人は多い。僕もその一人である。

本題のCS代替案に入る前にまずCSの問題点を挙げる。

CSの問題点1:敗者復活の基準が甘すぎ

クライマックスシリーズは要は敗者復活制度だが長期開催のリーグ戦で6チーム中3位に入りさえすれば出場権が得られる。6チーム中3位というのは基準が甘すぎ。

メジャーだと各リーグ三地区(地区あたり5チーム)に分かれていて、地区優勝3チームとワイルドカード(WC:次に強かったチーム)のほぼ同格のチームがリーグ代表を争う。WCは微妙だが言わば準優勝なので日本のCSよりは納得できる。

一方日本のプロ野球(NPB)ではリーグ戦で上位チームに圧倒的な差をつけられ勝率5割に満たないチームでも、3位にさえ入ればCSを勝ち抜き日本シリーズに出場して勝利してしまう可能性がある。

いくらなんでもリーグ戦で負け越したチームまでCSや日本シリーズに出場するのは異常としか言いようがない

CSの問題点2:リーグ戦・日本シリーズの形骸化

CS導入後のプロ野球は以下のようになった。

  1. リーグ優勝は実質的には優勝ではなくなった。
  2. シーズン終盤さえチーム状態が良ければ日本シリーズに進むことも難しくはない。
  3. リーグ戦二位や三位のチームが日本シリーズで勝った場合、それを日本一と呼ぶのは間違っている。
  4. 両リーグ首位同士の対戦ではない場合、日本シリーズは何を決めるための試合なのかよくわからない。

2018年はリーグ戦二位のソフトバンクが日本シリーズに勝ったが、あくまでも日本シリーズの勝者であって決して日本一ではない。

1シーズン通して一番強いチームは結局どこだったのか、誰にもわからなくなる。

やはり日本シリーズはリーグ戦首位のチーム同士で戦わないと、日本一決定戦とは言えないのである。

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CSも勝ってこそ強いチームだと言う人もいるが

CS賛成派はCSも勝ってこそ本当に強いチームだと言うが、首位以外が勝った場合それはシーズン終盤だけたまたま調子が良かったということ。

なのにリーグ戦首位じゃなくてもCSに勝つとそのチームがリーグの代表となり、シーズン通して一番強いチームだったかのように扱われる。

こんなことが許されるならリーグ戦前半はまったく意味がない。先行逃げ切り型のチームは前半にどれだけ圧倒的なゲーム差をつけても価値なし。

もう最初からリーグ戦なんかやらずに10月に全チーム参加でトーナメントだけやればいいと思うよ。

CS導入の理由は収入を増やすこと

CS導入以降日本シリーズの権威が失墜しているのは間違いないが、それでも続くのは収入増が見込めるからである。

事実シーズン終了間際になっても三位争いが重要になるため観客動員数も増え、報道によれば入場料と飲食・グッズ代で一試合あたり2億から3億の収入になるとのこと(参考URL)。

収入面強化が必要なのはわかるがクソ制度のCS以外の方法でそれを達成してほしいので代替案を考えてみた。

CSを廃止にして消化試合も減らし球団の収入も増やす方法

クソみたいなCSは廃止にして、なおかつ消化試合を減らし、さらに球団の収入も増やせる方法を考えたいと思う。

クリアしなければならないポイントは次の点である。

  1. 集客が期待できなくなってしまう消化試合を減らす
  2. その結果、CS並みかそれ以上の収入が得られる

これは難しいがポストシーズンはやはりセパリーグ優勝チーム同士で日本シリーズをしたい。CSはとにかく廃止する。そして上記の問題点をクリアしなければならない。思いつくのは以下である。

上位3チームは翌年のリーグ戦ホームゲームを大幅に増やすことができることにする。

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これはどういうことかというと、ペナント上位3チームは1位から3位の順位によって、翌シーズンのリーグ戦で大幅にホームゲーム数を増やせるという権利である。

2018年のセリーグを例に出すと、2018年1位の広島は翌年2019年のリーグ戦で、2018年に4位から6位だったDeNA・中日・阪神と戦う時にはすべてホームで試合ができることにする。

2位ヤクルトは5位と6位のチームと戦う時にすべてホーム、3位巨人は6位のチームと戦う時にすべてホームゲームとするのである。

下位に行けば行くほどホームゲームが少なくなり、上位に行けば行くほどホームゲームが増える。

上位3チームに入れば、ペナント終了後にちまちまCSをやる今のシステムより大幅な収入増になる。逆に下位になればなるほど営業的に厳しい。

しかしこのシステムなら各チームともひとつでも上を目指して順位が確定するまで本気で戦うだろう。順位が下がったら選手の年俸も大幅に下げればいい。

盛り上がりで劣る分を補う方法

NPBはCSを廃止して今よりちょっと早めに各リーグ首位同士で日本シリーズをやる。そして昔のようにすべてのファンが納得できる日本一を決める。消化試合を減らすためにAクラスには上に書いた翌年ホームゲーム大幅増加権を与える。

ただし今回提案した方式は、リーグ戦終了後にさらにトーナメントで盛り上がる現行CS方式に比べると盛り上がりに劣る。

それを補うには従来のリーグ戦~CS~日本シリーズといったレギュラーシーズンとは完全に切り離した大会をシーズン終了後の10月から11月に開催する。そうすればファンはCSに負けないぐらい熱い戦いをシーズン終了後も長く楽しめる。

その大会は天皇杯として、サッカーのように100チーム近くの大学、社会人、独立リーグのチームが1回戦から戦う長期間開催のトーナメントで、プロ球団はNPBシーズン終了後にシードとして大会最終段階から参加する。天皇杯案詳細は下記の記事を参照。

感想まとめ

今回提案したルールは上位チームにとっては魅力があるが下位チームにとっては非常に厳しい。なので実現は難しいだろう。

しかしホームゲームが大幅に増える分観客動員数も増えるのは間違いないので、上位に入れば経営陣目線では悪い話ではないと思う。

それに今回の案なら昔のように日本シリーズやリーグ戦の権威は守られるし、CSを廃止した分天皇杯を開催すればファンはより長く野球を楽しめるし盛り上がりでもCSに劣ることはない。独立リーグや社会人の球団がプロに勝とうもんなら盛り上がらないはずがない。さらに球団の収入増も同時に実現。

とにかくCSは廃止して代わりにホームゲーム増加権を賭けて戦う。そしてシーズンとは別に天皇杯を開催すれば問題はすべて解決。よく目にする球団を増やして3リーグ制にするという案よりはよほど現実的だと思う。

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