日本語の「ありがとうございます」はちょっと長くて難しい

感謝を表す言葉が長い日本語

これまでいくつか外国に行ったり、外国人と仕事をしたりしたが、使用頻度の高い「ありがとう」ぐらいは相手の言葉で覚えるようにしていた。

僕が感じていたのは感謝を表す言葉は、どの言語でも基本的に短いということだ。それに比べて日本語の「ありがとう」は少し長い。丁寧に言おうとすると「ありがとうございます」まで言わなければならない。だから外国に比べて気軽にありがとうって言えない

ニューヨーク

「ありがとう」だけだと目上の人には使えないし「ありがとうございます」だと長くて、どちらにしろ不便。だから「どうも」とか「すみません」で置き換わっているケースも多い気がする。

「どうも」はわりと万能だが使える状況が限られると思う。「すみません」はありがとうとは若干意味が違うから完全に互換性はないだろう。もっと簡単で丁寧なのはないのか!

外国ではどうなのだろうか?

世界のありがとう(メジャーな国)

主に行ったことのある国の言語のありがとうを調べてみた。

英語:Thank you:サンキュー
日本人でも知っている。短くて言いやすく世界中で通じる優秀な言葉。Thanksというのもある。

フランス語:Merci:メルシー
これも有名。非常に短い。より丁寧なMerci beaucoup(メルシーボークー)というのもあるが、Merciだけでも老若男女に使えると思われる。

ドイツ語:Danke:ダンケ
ドイツ語は単語が長いイメージがあるがこれは短い。言いやすい。より丁寧なdanke schön(ダンケシェーン)というのもある。

オランダ語:dank u:ダンクー
日本とも歴史的な関わりが深いオランダ語。英語とドイツ語の中間みたいな言葉。これも言いやすい。

スペイン語:Gracias:グラシアス
ラテン系の言葉でちょっと長くなった。3シラブルで長さがありがとうに迫ってきた。スペイン旅行中によく使った。Muchas Gracias(ムチャスグラシアス)というのもある。

イタリア語:grazie:グラッツィエ
スペイン語に近いがもっと短い。言いやすい。

香港

北京語:谢谢:シエシエ
北京語は全般的に発音が難しいがこれは簡単。誰でも言える。

広東語:多謝:ドーチェ
以前の仕事で良く関わった香港の人たち。彼らの喋る広東語でもありがとうは短い。北京語に負けず劣らず広東語も発音が難しいがこれなら外国人でも簡単に言える。サービスに対して言う「唔該(ンコーイ)」というのもあるが、こっちも簡単。

韓国語:고마워요:コマウォヨ
カムサハムニダというのは有名だが固い言い回しとのこと。ネットで調べるとコマウォヨというのはどちらかというとフランクな感じらしいから目上の人には使えないっぽい。日本語のありがとうに近いだろう。

アラビア語:شكرا:ショクラン
さすが中東で広く話されている言語だけあり「ありがとう」も簡単。昔中東に行った時よく使っていた記憶がある。

トルコ語:Tesekkur edrim:テシェキュレデリム
これは長い!昔旅行で行ったトルコのありがとう。これは丁寧な言い方とのこと。シラブル的には「ありがとうございます」よりは短い。

ヨーロッパ系は万能型

上の例に挙げたように外国(少なくとも上に挙げた国)は感謝を表現する言葉がとてもシンプル。しかもヨーロッパ系のありがとうは目上の人にも使える万能型である。

各言語とも、より丁寧な言い方もあるが、シンプルな言い方(例えばMerciだけ)でも目上の人にも使用可能である。

日本語にも外国並みに簡単な言葉が欲しい

「ありがとうございます」は10シラブルで、他の言語に比べると圧倒的に長い!日本語を勉強する外国人も長いと感じているはずだ。

極度に緊張する状況下などは「ありがとうございます」ってスムーズに言うのは難しい。でも笑顔でお辞儀もすれば、ちょっと焦っても大丈夫かも。

ありがとうございます

日本語にも目上の人にも友達にも使える、もっと簡単な言葉があれば良かったのに。西洋より上下関係が厳しいから、そういう言葉が発達しなかったのだろうか。

日本人でも友達同士なんかだとわりとサンキューって言うよね。ありがとうよりサンキューの方が多いぐらいかも。でも日本だとサンキューは友達同士ぐらいでしか使えないのが難点。

今から万能型の言葉を作るのは難しいだろうから、ありがとうが苦手な人はがんばって「ありがとうございます」をスムーズに言えるように訓練するしかない。そしてもっとありがとうって言おう!

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