運河の街ブルッへを歩く|ヨーロッパひとり旅 その9

ブルッへの運河@ベルギー
 ベルギー二日目。この日はブリュッセルの外に出ようと思っていた。昨日は珍しく青空が広がっていたので、今日も晴れてくれることを祈ったが願い叶わず。あいにくの天気で、むしろ雨でも降ってこようかという無慈悲な空模様である。

健気にゴミを集めるブリュッセルの馬たち

 ブリュッセルで僕が泊まったのは中心街から少し北にあるスカールベークという地域だったが、朝出かける前に窓の外からパカパカと馬の蹄の音が聞こえる。こんな朝から観光用の馬車かと思いきやゴミ収集馬車だった。これまでいろいろな街に行ったがゴミ収集馬車は初めて見た。文句も言わずにゴミを集める姿が、なんとも健気でかわいいではないか。

ゴミ収集馬車@ブリュッセル、ベルギー

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ブリュッセルから郊外へ

 この日はブリュッセルから日帰りで行くことができ、昔の美しい街並みが残るブルッへに行くことにした。アントワープも候補に入っていたが、もともとその街並みに惹かれていたのと、友人がアントワープは基本的に買い物用の町だと言っていたのでブルッへに決めた。

ブルージュではなくブルッへ

 ブルッへは日本ではブルージュ(又はブリュージュ)と表記されることが多い。ブルージュというのはブルッへのフランス語読みだが、ブルッへはオランダ語圏の都市なので、オランダ語読みのブルッへと表記されるべきだろう。たしかにブルージュの方がブルッへに比べてお洒落な風情はあると思うが。

 余談だが松田聖子が清純派アイドル全盛だったころに「ブルージュの鐘」という曲を歌っている。たしかに「ブルッへの鐘」ではアイドルの曲名としては厳しいかもしれない。

ブルッへ駅@ベルギー

 ブルッへは歴史的に質の高い織物業が盛んで、地理的にもヨーロッパ通商の要所に位置しているため、金融や貿易を中心に非常に繁栄した裕福な都市だった。しかし産業の近代化にうまく対応できず斜陽化したのである。その昔の姿そのままと言える美しい街並みは、今は世界中の観光客をひきつけている。

ブリュッセル北駅から電車でブルッへまで向かう

 ブルッへへはホテルから近いブリュッセル北駅から電車に乗った。移動時間は約1時間。座席はすべて自由席のようだった。特急スタイルなので近くの人にきいたら特に指定はないからどこでも座っていいとのこと。

ベルギーはほぼ英語が通じるのが便利である。フランデレン地域の人はオランダ語、フランス語、英語の3カ国語がデフォルトのようなもの。日本とはえらい違いである。

悪天候の中、駅から街へと歩く

 無事にブルッへ駅に到着。駅の外には雨と風、さらに気温は2度。真冬である。しかし街まではそれほど遠くないので傘をさしながら歩くことにする。

ブルッへ駅@ベルギー

 公園を抜けると昔ながらの美しい街並みが広がる。まるでレゴで作ったような世界。こういう家に住み、旅人相手に雑貨屋や道具屋を営む自分の姿に妄想を膨らませる。しかし現実世界では、その楽しい妄想を消し去るがごとく雨と風の猛攻が続く。

ブルッへ路地@ベルギー

 傘をさしながら運河沿いを歩き街の中央広場に到着。有名な鐘楼塔はかなり大きい。そして市庁舎の尖塔も高い。ブリュッセルでもそうだったが、ベルギーの塔は建物に対してアンバランスなほど突出して高い。

ブルッへ鐘楼塔@ベルギー

 さらに周辺の古い街並みを見物してまわったが、風が強いため傘をさして歩くのが困難な上、あまりの寒さに写真を取る気力もなく失いつつあった。しかし街並みの見物だけは飽きるまで続けて、ブリュッセルへと戻った。

ブルッへ運河@ベルギー

夜はまた友人と飲む予定だったが、あまりの寒さで風邪をひいてしまい、飲みには出ずに夕方からホテルでひたすら眠り続けた。次回はぜひ暖かい季節に訪れたいものである。

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