ヴェルサイユ宮殿とエッフェル塔を歩く|ヨーロッパひとり旅 その5

ヴェルサイユ宮殿前
 今日も天気は相変らずの雨だが、朝からベルサイユ宮殿へ向かう。いつもの最寄駅マルゼルブから地下鉄で、RERC線に乗換えができるアンバリッド駅を目指す。

RER C線でアンバリッドからベルサイユへ

 アンバリッドからRERのC線に乗るが、ベルサイユ宮殿は郊外にあるためパリ市内用の切符では行くことができない。改めて乗車券が必要となる。券売機でも買えるようだが、料金がよくわからないので窓口にて購入。

パリ電車路線図

 僕は窓口に座る二枚目の係員にヴェルサイユ宮殿へ行きたいと英語で告げ、言われた通りの料金を支払い切符を受け取った。ヴェルサイユ宮殿の最寄駅はVersailles-Rive Gaucheという駅で、パリ市内からは片道3.40ユーロ(2012年11月現在)。改札を抜けてからふと切符を見ると行き先が最寄駅ではなく、少し離れたVersailles Chantiers行きになっていた。失敗。しかし町を少し見て歩けるのでむしろ幸運であったと自分にいいきかせ電車を探す。

 駅は複数階に別れており、スクリーン表示を見ても行き先がたくさんあり乗り場がよくわからない。しかも周りは薄暗く人もほとんどいない。ベルサイユ宮殿行きの電車に乗るホームなのだから、観光客がもったたくさんいてもいいと思うと不安な気持ちがないわけではないが、とにかくあたりをつけてそれらしい電車に乗る。

スポンサーリンク

さびしい雰囲気のRER

 僕が乗った車両には乗客は他に携帯電話で喋り続けている若い男が一人いるだけであった。彼はぼくのことを一切気にする様子はない。それ以外では乗客のいるところに(フランス語の読めない僕にとっては)内容不明のチラシを置き、その後またそれを回収している男もいた。因縁をつけられると面倒なのでチラシには手を触れなかった。RERはあまり治安がよくないと言われていることもあり、電車の中では若干の緊張感が続く。

 電車に乗っている間、地下を走ったり遮蔽物があったためGPSが正常に機能せずiPhoneで位置を確認することができなかった。正しい方向に進んでいることに確証が持てなかったため、駅にとまるたびにガイドブックに載っていた路線図で駅名を確認するのに忙しかった。どうやら間違っていないようだ。2週間の旅の間にガイドブックを見たのはこのときだけだった。

Versilles Chantiers駅からベルサイユ宮殿へ歩く

 駅名を確認するのに忙しかったがホールデン・コールフィールドのように電車の中に荷物を置き忘れることもなく、アンバリッドから20分程度で電車はVersailles Chantiersへ到着した。
ベルサイユシャンティエ駅

その後駅から20分ほど地元の目抜き通りであるシャンティエ通りを歩いたが、日曜日で雨が降っているせいもあり店は閉まっており人通りもほとんどない。一度だけ黒人の男に声をかけられたがほぼ無視して先をいそぐ。彼は帰りにも声をかけてきた。そしてまた無視。

シャンティエ通り

 しばらくするとベルサイユ宮殿につながる大通りのパリ通りに出る。シャンティエ通りの静寂を一瞬にして記憶から消し去るような人の多さ。そして交差点の向こうには金色に輝く巨大なベルサイユ宮殿が現れた。金色の光へ向かって歩を進めた。雨の中歩いてたどりついたベルサイユ宮殿。門や屋根にほどこされた金色の装飾が目立つ。最寄駅ではないところで降りてしまったので若干時間をくったが、それもまた旅の楽しみのひとつだろう。

ベルサイユ宮殿

物売りも多数いるが行儀がいい

 門が見えてからたどりつくまで雨の中をしばらく歩く。エッフェル塔の置物をジャラジャラとぶら下げた売り子がたくさんいた。海外ではこの手の売り子は常識といえるだろう。彼らは手当たり次第観光客に声をかけるが、無視されればそれ以上はつきまとわず次の観光客に声をかける。どれほど売れるかはわからないが、かなり大変な仕事だろう。

ベルサイユ宮殿

宮殿への入場券を買う

 入場券売り場にとてつもない行列ができるときいていたため朝一で出かけた。入口を入ると列があったので並ぶ。確かに人は多いがここで半日をつぶさなくてはならないほどではない。並んだのはせいぜい10分程度だろう。僕が並んだのは窓口へ続く列だった。最初は気づかなかったが窓口の横には券売機もあったようで、そちらを使う人は列に並ばずにすいすいと宮殿内へと入っていった。

ベルサイユ宮殿入口

 違う価格の入場券がいくつかあり見れる内容が違うようだが、僕は一番安いものを買った。一番安い入場券だけでほぼすべての展示を見ることができるし、ヴェルサイユ宮殿について予備知識の少ない僕のような観光客にはそれで充分だと思った。そして最後には結局歩きつかれてしまったので、安い入場券は正しい選択だった。

宮殿内に入る

 宮殿前広場を通って建物内へ入る。きらびやかな装飾を施した部屋の中に、中世の絵画や彫刻がたくさん展示されている。天井にもたくさん絵が描かれている。建物の規模も物量も派手さも圧倒的。中世から圧倒的な軍事力で世界中を席巻していた国だなということを感じる。

ベルサイユ宮殿建物ベルサイユ宮殿ベルサイユ宮殿廊下

建物はだだっぴろく庭園も広大、1日では歩ききれないような広さである。せめて庭園の中ほどまで歩きたかったが、雨のため水たまりが多く、すでに疲れ果て歩く気力を失っていた。庭園を回るためのカート貸し出しもあったがやや高め。ヴェルサイユ宮殿はしっかりと予習をしてからもう一度行きたい。

ベルサイユ宮殿シャンデリアベルサイユ宮殿庭園白鳥@ベルサイユ宮殿

エッフェル塔

 帰りはまたRERC線に乗りエッフェル塔で途中下車する。モンサンミッシェルの帰りに夜景エッフェルを遠目で見たが、近くで見ると予想していたよりもずっと大きい。

エッフェル塔

 塔を背景にたくさんの人が写真撮影をしている。混雑と疲労のため塔には登らず、周りの広場を歩きながら写真を撮る。足場が悪く降り続く雨が悩ましい。

エッフェル塔で写真を撮る

 歩きすぎで疲れたため、この日はエッフェル塔とその周辺を歩いて観光終了。ホテルに帰って休み食事をして明日に備える。

パリの中心、ルーヴル美術館とシテ島|ヨーロッパひとり旅 その6
 今日も空は雲で覆われている。フランスへ着てからまだ一度も青空を見ていない。冬のヨーロッパは曇りが多いときくからこれが標準的な天気なのだろう。ホテルから近いマルゼルブ駅でM3に乗り、オペラでピンクのM7に乗り換える。地下鉄にはすぐに慣れた。 地下...
スポンサーリンク


広告
広告